天下のコーネル・ホテルスクール学部生
前にも書きましたが、コーネルのホテルスクールのMMH(Master of Management in Hospitality。日本語では「ホテル経営学修士」と言う人が多いです)の学生は、イサカ組40人強とシンガポール組22人をあわせて、60人ちょっとです。要は大学院生ですね。
他に、学部生が1学年約150人で、計600人います。ちなみに日本人はなんと一人もおらず、学部生も院生も合わせて日本人は私だけです。韓国人はたくさんいるのに。。これについてはまた今度書きます。
彼ら学部生がほんとに優秀で、驚かされます。聞けばやはり入学するのもかなり難関とのこと。同じ授業を履修したりもしていますが、とにかく「大人っぽい」人が多いです。あまりジェネレーションギャップを感じません。これはアジア系でも白人でも変わらない印象なので、要は大人っぽいかどうかは人種的な問題ではなく、どれだけ人間として自律しているかの問題だというのがよくわかります。日本人の大学生とは10歳違う印象です。
そしてTA(ティーチングアシスタント)として学生の質問に答えたりする役割の人が、なんとほとんど学部生なわけです。最初は「この人はMMH生じゃないから当然博士課程の人なんだろうな」とか思ってたのですが、ホテルスクールにそれほど博士課程の学生はおらず、要はほとんどのTAが学部生です。
いやしくも日本で何年も経営者相手の仕事をしてきたのに、なんでいまさら大学生に教えを請わなくはいかんのだ、と思うわけですが、質問があるので仕方がない。
不動産ファイナンスの授業のTAセッションの時など、ある女性TAは私の顔を見るなり「あんた名前何?」と聞いてきます。私が名前を言うと、「やっぱりね。日本人の名前の学生が課題にぜんぜん過程を書いてこないから、あなただと思ったのよ」とのこと。要は宿題を提出する時にはちゃんと計算の過程を書きなさいというダメ出しです。「宿題の場合はそれほど大きなマイナスにはならないけど、あんたテストの時にはちゃんと書かなきゃだめよ」と言われ、なんで30過ぎて大学生に答案の書き方を云々言われなきゃいかんのじゃ、と思いながら、「わかりました、以後気をつけます。で、ところでここのところがわからないのですが。。」とか言っている私。
そして、これは私が学部時代に留学していた大学にもあったのですが、主に留学生向けにレポートの文面をチェックしてくれる校正サービスがあります。これも実際に働いているのはホテルスクールの学部生なわけです。かくして、10歳以上年下の女の子から「いやぁ、あんたここは"a"じゃなくて"the"でしょう。あ、ここはカンマつけてね。理由は聞かないで、ルールだから。」とか言われている私。
ある教授は、私たちMMH生に「学部生とはコネクションを作っておいた方がいいわよ」というアドバイスをくれました。そりゃあみんな同じ業界に行くんだから当然だろうと思っていたら、その理由は「近い将来にあなた達の雇用主になる可能性が高いから」とのこと。一瞬聞き間違えたかと思いました。
要は、高校生のうちからホテルスクールに入ろうと決めるような人達ですから、家業がレストランだとかホテルだとかいう人が比較的多いのですね。家業を若くして継ぐ人たちだから、雇用主になる可能性も高いということです。いやはや。
↑関係ないですが、これはラスベガスでUFOキャッチャーをするジョジョです。イケメンはUFOキャッチャーしてもサマになるのか。ちなみにこのホテルで、夜中の3時まで一緒にボーリングしてきました。NY時間では朝の6時ですよ!渋谷でもそんなことしたことないなぁ。
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コメント
どれだけ人間として自律しているかの問題だというのがよくわかります。日本人の大学生とは10歳違う印象です。.......
日本以外の国では、優秀な子供ほど12歳か13歳ぐらいから小さな大人として扱われますよね。このことが優秀な子供たちの能力を伸ばし、誇りと自律を熟成させるのではないでしょうか。実は日本の戦前の教育もそういう部分があったので、子供を子供としてしか扱わない現在の日本の教育(というよりは日本の社会全般か)が異常なのではないでしょうか。13歳の子供が中年の大人よりも社会性において賢明であるということはいくらでもあることです。家庭内でも13歳ぐらいからは大人扱いしたいものです。ということは12歳ぐらいよりも年下の子供には社会的なルールをしっかりと教えることが必要ということになりますか。
なかなか一筋縄では行かないテーマですが、上記のことは強調したいです。
投稿: mini | 2008年11月 3日 (月) 16時42分