シアトルよいとこ
サンクスギビングの休暇は、またまた大陸を越えてシアトルに行ってきました。以前1998年から1999年にかけて留学していた街です。
今回は、留学当時に数日間だけお世話になったホストファミリーのボス(Both)さん夫婦の家に泊めてもらいました。ボスさんは本当にホスピタリティ溢れる人たちでして、昔泊めてあげた学生が家族を連れて遊びに来るのもうれしいようで、本当によくしてくれました。
というわけで、ホテルスクールの学生にもかかわらず、またまたホテル代を浮かせてきました。しかも家主は日程の途中からカリフォルニアに行ってしまいまして、夏休みのワシントンDCに続き、留守宅でのお泊まりになりました。人の好意に甘えっぱなしの最近です。
空港でのセキュリティチェックも厳しくなり子供連れの旅行は大変ですが、なんとかかんとかなっております。帰りはシアトルからフィラデルフィアへの夜通しのフライト(レッド・アイというやつ)でして、5時間ちょっとの飛行時間はあっと言うまでした。子供も夜なら寝るから余計いいだろうと思ったのですが、よくよく考えてみたらトランジットには起きてもらわなければ困るわけで、かといって「飛行時間中は睡眠、着いたら即起床」なんていうロボットみたいなことを子供ができるはずもなく、まあそれなりに大変でした。
シアトルでは、旅行者らしいことをたくさんやってきました。スペースニードルという展望塔やら、パイクプレイスマーケットというサーモンを店員さんが投げるパフォーマンスが有名なマーケットやら、スターバックス1号店やら、湖と海のクルーズツアーやら、ワシントン大学やら、そういうところです。
↓これは私が留学していたワシントン大学のスザロ・ライブラリーという有名な図書館です。改装してちょっと風情がなくなりましたが、やっぱりいい建物ですね。内装も素晴らしいです。ボブ・サップもここの卒業生なので、この図書館で勉強したはず(?) 
ただその他にも、一応は以前住んでいたので地元らしいところも行ってきました。一つはB級グルメです。以下の写真は、私にしてはとっても珍しい食べ物のアップ写真ですが、Iver'sというシーフードのファーストフード屋さんが売っている有名なクラムチャウダーです。これはめちゃくちゃ安くてうまいです。(あぁ、食べ物を語るボキャブラリーに乏しい。。) 
あとは、Dick's Burgerという地元のハンバーガー屋さんの1ドル50セントのシンプルなハンバーガーや、World Wrapというラップ(ぐるぐる巻きのサンドイッチみたいなやつ)のファーストフードのSamurai Salmonという地元名産のサーモンを使った商品など、懐かしくて涙が出そうなものを家族と一緒に食べてきました。このWorld Wrapは日本にあったらゼッタイ流行ります。かなり前になりますが、私は真剣に本社に連絡をして「日本に進出をしないか」と話をしたことがあります。(その反応はヒミツ。)
そして訪ねるところと言えば、湖です。シアトルにはたくさんの湖があります。私のお気に入りは1時間ちょっとで歩いて一周できる小さいグリーンレイクです。散歩コースが整備されています。
あとは、ダウンタウンとマウントレーニアを見渡せるKerry Parkという超ちっちゃい公園です。シアトルの絵葉書は、かなりの割合でこの公園から撮られた写真です。以下は、その公園ではしゃぐ家族。後ろの方のダウンタウンが見えますか?
あとは、昔大変お世話になった日本食スーパーの宇和島屋にも行ってきました。マリナーズの日本人メジャーリーガー達が所属先にマリナーズを選ぶ理由の一つがこのスーパーだという話も。。実際にこのスーパーの真上のマンションに住んでいた選手もいたらしいです。私がいたころと違ってびっくりするほど立派な新しい建物になっておりました。いろいろな意見があるでしょうが、私は個人的には昔の風情ある宇和島屋の方が好きです。。
というわけで、イサカに比べてだいぶ暖かいこともありまして、つかのまの郷愁に浸る旅でした。
やはりアメリカに住むならシアトルがいい。なんといっても住んでいる人達が優しいというのが本当に素晴らしいところです。
以前からシアトルの話をするたびに「シアトルの人はみんないい人だから、自分たち同士で写真を撮っているとだいたい『写真撮ってあげましょうか』と誰かが声をかけてくるよ」と言ってきたのですが、今回の旅行でもこれが何回もありました。特にグリーンレイクでは、「こうやって俺が写真撮ってたら、絶対誰かが来て撮ってくれるから待ってよう」なんて冗談半分に言っていたら、本当に数秒後にはおじさんがきて家族全員の写真を撮ってくれました。
っとこんなことを書いていたら、PCの中にある古いファイルが気になってきました。1998年当時にはまだブログという言葉もなかったですが、私はネットで日記をアップしていました。以下は、PCの奥に眠っていたその第一回の書き込みです。長くて多少重複もありますが、今も同感のことばかりなので、引用させていただきます。それにしても到着して1週間でよくここまで偉そうに書いたもんですが。
今話題の二重譲渡ができるほどのモノでもないので、一応著作権は私にありますから、引用しても問題ないでしょう。。
ちなみにバスケのシアトル・スーパーソニックスは既にシアトルを去り(なんとオクラホマに行ってしまった!)、ダウンタウンのバス専用トンネルは、現在地下鉄を通すための工事中で、もうバスは走っていません。
またシアトルに拠点のある会社としては、ここに書いてあるものの他にコーヒーショップではタリーズとシアトルズ・ベスト・コーヒー、IT系ではニンテンドー・オブ・アメリカ、リアルネットワークス、小売りではコストコ(大型安売り店)、ノードストローム(デパート)、エディー・バウワー(アパレル)、REI(アウトドア用品)なんかがあります。
---引用ここから---
シアトルよいとこ(9月14日)
シアトルはよいところです。まだ着いて1週間ほどですが、多分すごくよいところです。何がそんなによいのかといえば、、、
1.きれい
なによりかにより、海と湖がとにかくきれいです。エリオット湾、ユニオン湖、ワシントン湖が市の中心部を取り囲むように位置しています。ユニオン湖と太平洋は運河でつながっていて、海面と湖面との間に数メートルほどの落差があるため、船が通るための水門(船のエレベーターのようなもの)があります。そのユニオン湖からまたまた運河でつながっているのがワシントン湖で、ワシントン大学(UW=「ユーダブリユー」ではなく「ユーダブ」と発音する)のキャンパスはワシントン湖のレイクサイドにあります。もう一つグリーン湖という周囲2~3キロメートルくらいの小さな湖もあって、ここは散歩したりランニングしたりするには最高です。
保存された昔ながらの街並みもきれいです。ダウンタウンの中のユニオン・スクエアという地域に行くと見ることが出来ます。
海沿いのウォーターフロント地区もきれいです。水もかなり澄んでいます。
山もきれいです。シアトルの西に広がるオリンピア山脈の稜線はとてもきれいですし、富士山をちょっとこじんまりとさせたようなレイニアー山もほんとうにきれいです。ちなみにUWのキャンパスは、キャンパスの中心の「レッドスクエア」から噴水を通してレイニアー山が真正面に見えるように設計されているそうです。UWのホームページのトップページにある写真はこの風景のライブ映像。この風景は「fountain and mountain(噴水と山)」という語呂の良い名前で知られているそうです。ただしシアトルは天気の悪いところなので、滅多にレイニアー山は見れません。
もちろん全米屈指の美しさを誇るUWのキャンパスもきれいです。18世紀からそのまま飛び出してきたようなWilliam and Mary大学(ヴァージニア州)のキャンパスには負けるてしまうかもしれませんが、歴史的なデザインの建物が多く、緑が濃く、湖がきれいで、ほんとうに気持ちいいところです。
シアトルの写真を見たい人はSeattle Picturesに来てみて下さい。いい写真がたくさんあります。
2.バスが便利
シアトルのメトロ・バスはとっても便利です。本数もけっこう多いし、いたるところに路線があるし、だいたい時間通りに来ます。値段も市内は1ドル均一で、一度乗ると2時間有効のトランスファー・チケットをくれるので、湘南台~SFC間よりもずっと安い値段でいくらでもバスを乗り回すことができます。
ダウンタウンの地下にはメトロ・バス専用のトンネルがあり、渋滞知らずでバスがビュンビュン走っています。このトンネルの中(つまりダウンタウン)でのバスの利用はなんと無料です。ちなみにUW生は、1学期間全てのバスが乗り放題になる「U-PASS」というパスを30ドルで買うことが出来ます。もちろん死ぬほど便利です。
あちこちのバス停がやけにかわいく落書きされているなと思ったら、地元の小学生がそれぞれのバス停をペイントしたそうです。シアトルらしい計らいだなと思いました。
3.学生街がいい
UWのキャンパスのすぐ横にはUniversity Way(通称The Ave。誰も通称の由来を知らないらしい。)という学生街があります。大学のブックストア(生協のようなもの)から各国料理のレストランまで、様々なお店が並んでいます。
The Aveには、日本でも見たことないというくらいとにかく日本的な小物屋があって、サンリオ製品から日本風の置物・食器・着物までとにかく「日本的」なものはなんでもあります。アメリカ人にあげるための日本からのお土産を買い忘れた人にとっては天の助けになるでしょう。ビデオ=5ドル、テレビ=15ドル、パソコンのモニター=10ドル、アブフレックス(腹筋を鍛える機械)=10ドル、J-CREWのチョッキ=4ドル(ただし伸びていて着れなかった。それって4ドルでも高い?)、などなど非常にリーズナブルかつ怪しげな商品を提供するユーズド・ショップもあります。6ドルちょっとで寿司が食べれる日本食のファーストフードもあります。他にも中華料理、タイ料理、ギリシャ料理、中東料理、スポーツ店、新聞屋さん、バー、スターバックス、マクドナルド、、、、まあいろいろあります。
The Aveで働いている店員さんにはUWの学生が多いらしく、「お前はUWの学生か?俺もだ。よろしく。」などということを既に3度ほど言われました。あるレストランでは日本語の練習相手が欲しいらしい店員さんがいて、仕事そっちのけでメールアドレスを教えてきました。
4.文化的でおしゃれ
シアトルはオシャレな街です。ニル・バーナ、パール・ジャム、ジミ・ヘンドリックスなどはシアトル出身のミュージシャンだそうです。僕は詳しくないのでよくわかりませんが、他にもいろいろといるのでしょう。
NBAのスーパーソニックス、NFLのシーホークス、MBLのマリナーズは、もちろんすべてシアトルがホームのチームです。それぞれのホームスタジアムはダウンタウンのすぐ近く(ほとんどダウンタウンの中)にあってとても便利です。ハスキーズ(UWのフットボールチーム)もすごい人気で、メディアにもかなりの頻度で登場します。日本だったら慶應とか早稲田のチームを街を挙げて応援している光景は想像できませんよね。
メグ・ライアンとトム・ハンクス主演の「めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)」の舞台になったのはもちろんシアトルです。マイケル・ダグラスとデミ・ムーアの「ディスクロージャー」もシアトルが舞台でした。
シアトルはコーヒーショップ「スターバックス」の発祥の地でもあります。市内にはいたるところにお店があります。他にも会社としては、ボーイングやマイクロソフト、アマゾンコム(インターネットの本屋)などがシアトルの会社です。
6.人がいい
なんといっても今まで会ったシアトルの人達は親切で気さくな人が多かったような気がします。
メールアドレスのゲット、電話による授業の履修申告、住む場所の確保・・・・などなど大学ではとにかくいろいろな手続きが面倒くさいのですが、事務の人がどこの窓口でもとにかくやさしく対応してくれました。こちらの下手な英語をきちんと聞いてくれて、むこうもゆっくりと話してくれるので、バイリンガルになった気分にさえなります。これがもし某大学の某キャンパスのような対応をされていたら、僕も深刻なホームシックにかかっていたでしょう。
図書館のトイレの落書きにもいいのがありました。「When this side is empty, slide the cover until locked(こちらのロールがない時は、カバーをスライドさせて隣のロールを使え)」というトイレットペーパーの注意書きに、「pray, then」という2語が足されて、「When this side is empty, pray, then slide the cover until locked(こちらのロールがない時は、まず祈り、それからカバーをスライドさせて隣のロールを使え)」という風に変えられていました。すごくかわいいと思ったので思わず写真を撮ってしまいました。そんなところで写真を撮っている僕もまたかわいい。
バスの運転手さんにも気さくな人が多いような気がします。「走行中は運転手に話し掛けないで下さい」などとは書いてありません。運転手とお客が行き付けのレストランについて話していたこともありました。それを後ろの方で聞いていたおじさんが、「ねえ、さっきいってたレストランどこにあるの?行きたいんだけど・・・・・」などと言って降りる間際にバスの運行を遅らせてしまうのも、なんともかわいい光景でした。
そんなわけで、今のところシアトルライフを満喫しています。一年間しかいられないのが本当に惜しいです。とは言っても、秋から春まではずっと雨が降り続けるようですから、そんな印象もそのうち変わるかもしれません。
9月16日からオリエンテーションが始まり、28日から授業が始まります。大学に関する報告はまたそのうちに。
---引用ここまで---
| 固定リンク
「日々のあれこれ」カテゴリの記事
- 呪われた家電達(2009.03.26)
- "パンヤン・ノース"(2009.03.26)
- ヨガの効能(2009.02.14)
- ゲイクラブの宴(2009.02.13)
- アビークの吐息(2009.01.27)
コメント